2019年01月24日
1月24日、平成30年度「みやぎ社会貢献大賞」の出前表彰が行われました。
「NPO法人 ホームひなたぼっこ」が選ばれました。

2019年01月27日
1月27日、平成30年度「みやぎ小さな活動大賞」の出前表彰が行われました。
「ボランティアサークル ぴぃすかんぱにぃ」が選ばれました。

平成30年度みやぎ社会貢献大賞・みやぎ小さな活動大賞

第二次審査 発表

 

「みやぎ社会貢献大賞」

NPO法人 ホームひなたぼっこ

「みやぎ小さな活動大賞」

ボランティアサークル ぴぃすかんぱにぃ

2018みやぎ社会貢献大賞 総評

 

東北大学 石井山竜平

 

 

 

(1)生きづらさ、育ちづらさ、終いづらさ

 

 昨年度は、障害を抱えた方々もそうでない方も、共によりよく生きる関係を目指した団体の多さが特徴でした。そうしたとりくみが、この宮城にはたくさんある、ということを心強く感じた昨年の審査会でした。

 

 それに対して今年度は、生きづらさをかかえているのは特定の人たちだけではない、総ての人たちである、ということを改めて認識させられた場となりました。

 

 「あがいん」のように、貧困という問題にダイレクトに関わってらっしゃる取り組みからは、子どもの貧困16.3%という数値や、「3日食べていない」という存在が日常化している現実など、貧困に苦しむ層の厚みが増しているという厳しい現実も教えていただきましたが、そのことに加えて、すべての子どもたちが、育ちづらさをかかえている、すべての人達が、いかに人生の「終い」をむかえるかに難しさを感じる時代になっている、ということを改めて学んだ審査会でした。

 

 

 

(2)あそび、自然、ものづくり

 

 そうした問題の解決を目指す立場では、遊ぶ、自然とふれあう、一緒にものを作る、という営みが、共通して選び取られている、ということが印象的でした。「エコパル化女沼」しかり、「にじいろくれよん」しかりです。

 

 ここでは「ぴーすかんぱにー」のプレゼンで語られた言葉を振り返ってみましょう。「人間は遊びのなかで、ルールを学ぶ、失敗を学ぶ、本音で語れる関係をつくる。」「いまは、そうした機会が奪われている時代なのではないか」という問題提起がありました。

 

 お話を伺いながら連想的に思い出しましたのは、今年、再注目された、80年前の本『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎)です。この本は、教養(他者から見て尊敬に値する行動や態度を裏付ける知性)はいかにして獲得されるものなのかが描かれた本といえますが、その獲得において最も重要なことは、よき仲間がいること、本音が語れ、喧嘩でき、許しあえる、そんな仲間の存在である、ということを読み手に真っ直ぐに伝えてくれています。そうした関係性を育みにくくなっている今日において、そのことの回復を目指す立場で大事にされている方法が、遊びや、自然や、ものづくりであるということを、私たちは大事に受け止めなければなりません。

 

  

 

(3)異なる世代が混ざりあう

 

 また、多くの団体が「異なる世代が混ざり合う」場作りにこだわられているをところで共通していたことも、印象的でした。

 

 なかでも「ひたなぼっこ」。命の末期を迎え、病院にも家庭でも引き受けられない方が、大勢の仲間に看取られながら人生を終える。そうした人生を一人ひとりが送れる環境づくりを、長年かけて、ぶれずに追求されてこられたことに、心から敬服いたします。

 

 「あの世にいくまで、少しでも笑顔で」。そのことに、地域の方々が手を貸してくれている。その実現にむけてのスローガンが「大家族」を再生であるとのこと。かつて当たり前であったものを再生するという、地味で困難なとりくみの先に、豊かな「終い」方を少なからずの方々に提供されている今日があることに、強く感銘いたしました。

 

 

 

(4)役割をもつ

 

 もう一つ、人が豊かに生き抜くためうえで「役割を持つ」ということの大事さも改めて学べたことです。

 

 「仙台傾聴の会」は、孤立や困難を抱える方々の話を丁寧に聞く、聞き手を育ててこられていますが、このことは、聴かれる側だけでなく、聴き手にとって大事な意味があることがプレゼンでは強調されました。「高齢者が、支えられるだけでなく、支える役割として社会に寄与できる存在になる。」

 

 役割をきちんと果たすには、力をつけなければならない。そのための学び合いの集団であることが、「傾聴の会」はじめ、多くの団体に共通する姿勢であるようです。

 

 人が健全な育ち、人として尊厳のある終いをむかえられる環境を導き出そうと、生きづらさを抱えている人たちに向き合える力を蓄えようと、粘り強く学び続けてらっしゃるみなさまを、心から尊敬いたします。

 

 

 

 

 

 

 

ひなたぼっこ 講評

 

 

 

 命の末期を迎え、病院にも家庭でも引き受けられない方が、大勢の仲間に看取られながら人生を終える。そうした人生を一人ひとりが送れる環境づくりを、長年かけて、ぶれずに追求されてこられたことに、心からの敬意を表します。

 

 「あの世にいくまで、少しでも笑顔で」そのことに、地域の方々が手を貸してくれている。その実現にむけてのスローガンが「大家族」を再生であるとのこと。かつては当たり前であったものを再生するという、地味であり、困難なとりくみの先に、豊かな「終い」を少なからずの方々に提供してこられていることに、いたく感銘いたしました。

 これからも、地域の方々にとってかけがえのない存在であり続けていただけますよう。そして、同様の実践を目指される方々のためにも、道を拓き、道を示す、灯火であり続けていただけることを、期待いたします。

平成30年11月21日に 宮城県護国神社 愛知揆一銅像前
偲ぶ会が行われました。

1.銅像前に献花の後
2.神社で御祈祷
3.青葉城址のレストランで会食となりました。

新着情報

一般財団法人
愛知揆一福祉振興会

 

〒980-0813
仙台市青葉区米ヶ袋1丁目5-21
TEL:022-262-0666

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●2019年度

みやぎ社会貢献大賞・    

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